以前から読んでみたかった本が図書館にあったので借りてみました。
主人公の少年のコペル君が、おじさんと対話する形のストーリーで、
人間の在り方や生きる目的、社会での役割を考察する内容となっています。
自分で考えたこと、思ったことを素直に行動できる心の強さ。
他者にどう思われるかではなく、自分がどうありたいかということを大切にすること。
日々の生活や労働は他者や社会のためになっていること。
その上で自分自身の行動に意義を見出したり、
他者や日常に感謝することの大切さを再認識しました。
長男も漫画のみ読んでいたようで、突然感想を言ってきました。
「いじめられていた浦川くんが、仕返しをされている山口くんを
許してやってほしいと言ったのが感動したんだよね。」と。
そして、浦川くんは心の強さがあるから、どんな状況でも、
相手に優しくできるんだよねという話になりました。
また話がそれてしまうのですが、
山口くんはなぜ浦川くんをいじめたんだろうね。
と長男に尋ねたら、「わからない。」と。
まぁ描かれていないからわからないよねと思いつつ、
他者の立場からも考えてもらいたかったので、
山口くん自身にも満たされない何かが、心の中にあるのかもね。と長男に伝え、
山口くんの背景を、2人で勝手に想像していました。
まんがで読みやすく、日常に感謝したり、労働や社会活動に意味を見出すことができる本なので、
(仕事の休憩時間に読んでたら、泣いてしまいました。)
ぜひ皆さんも読んでみて下さい。
コメント